【子どもの不登校】学校じゃなくても勉強できる?フリースクールってどんなところ?

お子さまが学校に行かない状況の中で、耳にする最も多くの不安の声は

どうやって勉強を継続したらいいかしら…

ということです。

  • 学校に行かないということは、勉強ができなくなるということでは?
  • このまま学校に行かず、勉強をしないままだと、進路はどうなるの?
  • 将来、やりたい仕事ができた時に、選択できなくなるのでは?

このような不安をお持ちの保護者さまは少なくありません。

しかし今の時代の子どもたちは、学校に行かずとも勉強を継続する手段がたくさん用意されています。

そこで今回は、お子さまが学校以外で勉強する手段を4つご紹介した上で、最近話題になっているフリースクールについて詳しく解説していきます。

不登校のお子さまの学習にお悩みの保護者さまはぜひ最後までご覧ください!

学校に行かなくても、勉強を継続できる場所はある

今から10〜20年ほど前までは、不登校になってしまうと、ただ家に引きこもり、無気力になってしまう子どもがイメージされました。

学校に行かなければ勉強に触れる機会を作れず、ゲームや遊びに没頭する…

現在でも、このようなイメージをお持ちの保護者さまは少なくありません。

しかし実は、今はそうではありません。

社会はさまざまな選択を肯定的に受け止めようという風潮が強くなっており、学校に行くことだけが正解ではないと示しています。

そして、多様性を重視する社会に合わせ、さまざまな教育ツールを選択することができるようになりました。

では、学校以外にどのような教育ツールがあるのか見ていきましょう。

学校以外の教育ツールは何がある?

多くの時間を自宅で過ごす子どもたちには、子どもたちの数だけ学校に行かない理由や原因が存在します。

それを一緒くたにして、決めることはできません。

そこで、これからご紹介する代表的な4つの学習ツールから、今のお子さまの状況と照らし合わせて考えてみてください。

家庭教師 

学校以外の学習ツールの1つ目は、家庭教師です。家庭教師は、古くからある一般的な学習手段です。

基本的な家庭教師は、学校が終わったあとの時間に家庭に訪問し、講師:生徒=1:1で、その子に合わせたカリキュラムを取り組んでくれます

外に出ることが難しい子や体調に不安がある子、他人と比べられたりするのが苦しいという子におすすめです。

家庭教師のメリット
  • 講師がマンツーマンで指導するため、他の人(生徒)に気を遣わずに済む
  • わからないところを重点的に教えてもらえる。
  • 他の生徒との競争・比較がなく、本人のメンタル・体調に合わせて学習を進めることができる。
家庭教師のデメリット
  • 他の学習ツールと比べると費用がかかる
  • 講師がアルバイトの可能性が高く、相性・熱量が講師によって異なる
  • 家庭の外に出る必要がなく、社交性の向上やコミュニティの形成は望めない。

通信教材

学校以外の学習ツールの2つ目は、通信教材です。昔から根強い人気の通信教材ですが、今では数えきれないほどの種類が用意されています。

毎月教材が家に届き、教材に書き込んだり、用意されたテストなどに取り組んで、添削してもらうものが一般的です。

また英語系の通信教材も、昔から人気です。

最近で多いのが、タブレット教材です。

  • 専用のタブレットを使いながらお子さまのレベルに合わせて反復練習できるもの
  • お手持ちのスマートフォン・タブレット端末で、動画を見ながら自分で問題を解いていくもの

など、形式はさまざまです。

最近広がり始めている、STEAM教育の通信教材もあります。

通信教材のメリット
  • 自分の取り組みたい時間に勉強することができる
  • 価格帯はさまざまだが、他の学習ツールに比べると比較的安価
  • 自分の興味・苦手分野など、種類やレベルを選択することができる。
通信教材のデメリット
  • 一人でやり続ける必要があるため、モチベーションの維持が難しい
  • 自分で考える力が必要で、質問したい時に聞くことができない
  • 自室で完結するため、他人と会話する機会が少ない

適応指導教室

学校以外の学習ツールの3つ目は、適応指導教室です。これは、各地域の教育委員会によって設置されている教室のことを指します。

適応指導教室は、市町村の公的な施設に設置されている場合が多く、近隣の小中学校に通う不登校生を対象に、学習のサポートを行います。

学校からの紹介で行くケースが多く、なかには学校を早退して午後から適応指導教室に行く…ということもあるようです。

適応指導教室のメリット
  • 公的な場所で行われるため、基本的には無料で利用することができる
  • 学校と連携しながら、学習サポートを受けることができる。
  • 近隣の小中学生が集まるため、友達ができたり、コミュニケーションを取ることができる
適応指導教室のデメリット
  • 最低限の学習内容になるため、高校入試等には対応していない
  • 身近な地域で行われているため、周りの子に通っていることを知られるのを嫌がる子もいる。
  • 高い学習効果はあまり期待できない

フリースクール

学校以外の学習ツールの4つ目は、フリースクールです。フリースクールという言葉を耳にしたことがある方は多いでしょう。

フリースクールってことは自由な学校?

名前は耳にしたことがあっても、フリースクールが具体的にはどのような場所なのか、よくわからないですよね。

そこで、ここからはフリースクールについて

  • 特徴
  • メリットやデメリット
  • どのようなお子さまに合っているのか

を解説していきます。

フリースクールってどんなところ?

フリースクールとは、不登校生を対象に、学校の代わりに通う場所のことを言います。

フリースクールは広く定義されることが多く、どのような場所かを一言で表すことが難しいというのが特徴です。

毎日登校する必要があるフリースクールもあれば、週1回の登校でも良いフリースクールもあります。

また登校時間も、30分から始められるところから、半日ほど居ることのできるフリースクールもあります。

お子さまに合わせてフリースクールへの通学頻度を選びましょう。

またフリースクールを運営する団体も、NPO法人や学校法人、株式会社等の営利法人など多岐に渡ります。

フリースクールに通うメリット・デメリット

フリースクールに通うにあたり、ぜひ知っておいていただきたいのはメリットとデメリットです。

特にデメリットは、フリースクール選びにも関わりますので、ぜひ最後までご覧ください!

フリースクールのメリット
  • スクールに通学した日数・時間で、出席日数に換算されることがある。
  • 子どもに合ったスクールを選ぶことができる。
  • 新しいコミュニティを作ることができる。
フリースクールのデメリット
  • 金額設定の幅が広く、費用がかかる
  • 子どもに合ったスクール選びが難しい
  • 通学が必要になるため、自宅から出ることができない場合は難しい

フリースクールのメリット

フリースクールに通う最大のメリットは、通学中の校長先生の許可を得た場合、フリースクールに通った日数や時間数によって、学校の出席日数として数えてもらうことが可能である点です。

特に、中学生が高校入試を考えるとき、出席日数やそれに伴う内申点などが気になりますよね。フリースクールであれば、これらの懸念を軽減できる可能性があります。

また、フリースクールはさまざまな団体が運営しているため、スクールの形態もさまざまです。そのため、お子さまに合ったスクールを選択できる点も安心でしょう。

さらに、フリースクールには学区がありません。そのため、遠方からも生徒が集まり、それまでの生活圏とは異なる友人ができたり、コミュニティを持てたりする点は、フリースクールの強みです。

フリースクールのデメリット

フリースクールのデメリットは、スクール選びが難しい点です。

まずは費用面です。スクールによって金額設定はさまざまです。そのため、選んだスクールによっては費用がかさむこともあります。

また、サービス内容の面でもスクール選びは簡単ではありません。

スクールにより、サービス内容はさまざまです。そのため、お子さまの状態に合わせたスクールを選ぶことは簡単ではないでしょう。

これらのメリット・デメリットを考慮した上で、お子さまに合ったフリースクール選びを進めていきましょう!

フリースクールのサービス内容

サービス内容がスクールによって大きく変わるフリースクールですが、基本的なサービス内容は

  1. フリースペースの開放
  2. 学習サポート

となっています。そこでここでは、これらのサービスが具体的にどのようなものか、簡単に説明していきます。

(1)フリースペースの開放

フリースクールは、開校するにあたり面積数などの取り決めがありません。

そのため、

  • 市町村の公共スペース等の会議室
  • 学習塾のワンスペース
  • スタッフの自宅

など、さまざまな場所で運営されています。

そしてこのようなフリースペースを開放して、子どもたちが心地よく過ごせる環境を整えています。

またフリースクールには、

  • 基礎学習ができるもの(タブレット・教科書・ワーク)
  • 興味をそそるもの(本・カードゲーム・絵の具などの絵を描くもの)

など、フリースクールで過ごすためのさまざまなものが準備されています。

このような環境の中で、子どもたちは自分が心地よい場所を作ったり、少しずつ勉強を始めたりしていきます。

また学校のように、決められた時間がありません。来てから30分で帰る子もいれば、何時間もいる子もいますし、週に1回だけ通学する子もいれば、毎日通う子もいます。

まさにフリーです。

その子にとって、心地よい場所になることが大切です。

学習サポート

フリースクールに通う日数・時間数によっては、フリースクールで過ごした時間を学校の出席日数に数えてくれる場合があります。

在学する小学校・中学校の校長先生の許可が必要です。

その一つの基準となるのが、フリースクールでの学習時間です。

そのため、多くのフリースクールでは学習サポートを行っていますが、そのサポート内容はスクールにより差があるので注意が必要です。

フリースクールの学習サポート 例
  • タブレットを使った学習で、学年を遡った勉強ができる。
  • 勉強の質問には答えず、原則として学習系動画で対応する。
  • 専任の先生がいて、細やかに学習指導をしてくれる。
  • 時間割が決められており、授業が行われる。

学習サポートは、生徒の学力に合わせたプログラムを用意する場合が多いです。その一方で、学習効果にはある程度の差があります

  • 高校に合格したい
  • 前の学年から遡ってゆっくり学びたい
  • 学校に復帰した時に困らないくらいの学力を身につけておきたい

など、今のお子さまの学力や目標に合わせてスクールを選ぶことが望ましいです。

フリースクールの運営スタッフと話しながら、お子様に合ったスクールを見つけることが効果的です。

フラピスはこんなところ!

私たちはフラピスというフリースクールを運営しています。フラピスの特徴は学習塾が運営するフリースクールであるという点です。

なぜ、塾がフリースクールを運営するの?

私たちは、小学生から高校生までを対象とした学習塾「フラップス」が母体となっています。

学校に行かない・行けない子どもたちに、より勉強に特化した、夢の実現に近づく場所を提供したい。

この思いから、フラピスを立ち上げました。

学習塾フラップスには、多くの不登校生が通っています。

理由はさまざまですが、「学校には行けないけど、塾には行きたい」というお子さまは、思っている以上に多くいます。

この気持ちの背景には、「勉強は嫌いではない」「塾で先生や友だちに会いたい」という思いがあるようです。

つまり、「勉強がしたい」「誰かと繋がっていたい」という思いを持つ不登校生は多くいます

しかし学習塾という性質上、

  • 夕方以降の授業になり、その結果夜型の生活になってしまう
  • 学校と同じくらいの授業数で指導したいが、実現が難しい

など、目の前の子どもたち、そしてご家庭への真のニーズにお応えできず、もどかしい思いを持っていました。

そこで、学習塾という形態をフリースクールに変え、「フリースクール フラピス」を立ち上げることにしたのです。

学習塾だからこそできる、手厚い学習サポートと学力向上メソッドが強み

私たちフラピスは、学習塾フラップスの理念「5つの根」による習慣へのアプローチを活用した学習サポートを行なっています。

フラピスはこのようなお子さま・ご家庭におすすめです
  • 小学校・中学校には行けないが、勉強はしたい
  • 高校入試で、自分の好きな学校に行きたい
  • 内申点の対策がしたい
  • 朝〜昼の本来学校に行く時間を有効活用したい
  • 費用と時間に見合った結果が出る場所に行きたい
  • 今の自分を好きになりたい

たくさんの生徒を指導してきた専任アドバイザーが、お子さまの学習サポートをお手伝いします。

お子さまの学習やフリースクール選びにお悩みの保護者さまは、ぜひ一度ご相談くださいね!

今なら無料相談実施中!LINEで質問もできます

学校に行かなくても、夢を諦めない方法がある

今回は、学校以外の学習ツール4つとフリースクールについて解説してきました。

この記事のまとめ
  • 学校に行かなくても勉強する手段はある!
  • 家庭教師はマンツーマン指導だが、費用が高く、講師との相性や講師のスキルが重要。
  • 通信教材は、安価でいつでも取り組めるが、モチベーションの維持が難しい。
  • 適応指導教室は、安価で周囲とのコミュニケーションが図れるが、学習効果は高くない。
  • フリースクールは、形態・料金がさまざまなので、お子さま・ご家庭に合ったスクール選びが重要。

「学校に行けない。」「学校に行かない。」

その想いや選択には、楽しさよりも不安や緊張が含まれている方が多いかもしれません。

そしてその多くは、自信を失っていることが多いです。

今の自分を好きになること。

そして未来につなぐこと。

これができる1番身近な方法が勉強です。

勇気を出して、一歩踏み出してみませんか。

私たちフラピスは、お子さまが自分を好きになるきっかけを作り・前を向いて歩くためのお手伝いができます

まずはぜひ、専任アドバイザーまでご相談ください!

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